離婚という決断は心に深い影を落とします。特に複雑になるのが財産分与の問題です。損を避けるためにも、どの財産が分割の対象になるか、どのように財産分与を進めるべきなのかを把握することが不可欠です。それを怠ると、数百万から数千万単位の損失を被ることもあります。
この記事では、財産分与における重要なポイントを説明します。特に、共有の持ち家についての議論を怠ると大きなトラブルにつながる可能性があるため、以下の点を中心に詳しく見ていきましょう。
財産分与の対象となる資産
不動産の財産分与の方法
財産分与を有利に進めるために注意すること
まず、財産分与の対象となる資産についてです。夫婦が共同で築いた以下のような資産は、財産分与の対象となります。
・現金
・預金
・保険
・自動車
・家財道具
・貴金属
・不動産
これらの中でも特に問題になりやすいのが不動産です。その価値を明確にするのが難しく、また住宅ローンが残っていたり、どちらか一方が住まいとして使い続けたい場合があります。
次に、不動産の財産分与の方法について。大きく分けて以下の3つの選択肢があります。
A.夫が住み続け、妻に評価額の半分を支払う
B.妻が住み続け、夫に評価額の半分を支払う
C.家を売却し、その売却益(または負債)を二人で分ける
これらの中では、家を売却し現金化してから分ける方法が最も公平であり、推奨されます。それにより、どちらかが返済能力に基づく退去リスクを負わずに済みます。
特に住宅ローンが残っている場合には注意が必要です。持ち家の価値が住宅ローンを上回る場合は「アンダーローン」といい、売却益を二人で分けます。逆に、持ち家の価値が住宅ローンを下回る場合は「オーバーローン」といい、二人で負債を分ける必要があります。
最後に、財産分与を進めるための注意点について。まず、現在の自宅の価値が住宅ローン以上で売れるかどうかを調べることが重要です。また、自宅の現在の残債を把握し、売却価格を調査することも大切です。なるべく自分で調べるようにしましょう。これにより、相手に売却価格を偽られるリスクを避けられます。
離婚は誰もが避けたい事態ですが、もし決断を下す場合には、事前に情報を収集し、慎重に行動することが大切です。自分の権利を保護し、不利な条件を避けるためにも、財産分与についての知識は必須となります。
まとめ
財産分与の対象になる資産には、現金、預金、保険、自動車、家財道具、貴金属、不動産が含まれます。これらは、夫婦間で半分ずつ分けることが可能です。特に注意が必要なのが不動産で、住宅ローンが残っていたり、一方が住んでいるためにすぐに分割できないことがあります。
不動産を財産分与する方法としては、夫または妻が住み続け、残った方に評価額の半分を支払う方法と、家を売却して売却益を分ける方法があります。前者の場合、名義変更が重要です。後者の場合は、住宅ローンが残っていても、退去リスクがなく公平に資産を分けることが可能となります。
ただし、どの方法を選ぶにせよ、自宅の残債と市場価格を自分で把握することが必要です。特に家を売却して分ける方法を選ぶ場合、売却額が住宅ローンを上回るか否かが重要となります。これを把握することで、あなたが受け取るべき資産の正確な額を計算することが可能となります。
全ての事情を理解し、自身で情報を調査するだけでなく、専門家の助言も積極的に取り入れることが大切です。特に、現在の家の市場価格を正確に把握するためには、不動産の専門家に相談することが重要となります。適切な準備と専門的な情報収集により、不利な条件を突きつけられるリスクを避けることができます。これが、離婚時の財産分与を有利に進めるための最重要ポイントとなります。
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